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主軸角粒子解析結果の表示
穴の直径、面積の計測結果表示

      

記載項目
・二値化処理
・粒子解析特徴量
・寸法測定



粒子解析の前準備として生画像の二値化処理を行います。
生画像のある明るさを閾値として画像を二値で表現します。
閾値を128とすると
二値画像
各ドットの明るさ >= 128 の場合
  そのドットを255で置き換える
各ドットの明るさ <  128 の場合
そのドットを0で置き換える
反転二値画像
各ドットの明るさ >= 128 の場合
そのドットを0で置き換える
各ドットの明るさ <  128 の場合 
そのドットを255で置き換える
この処理を行うことによって穴の境界が明確になります。





任意の形状のアスペクト比を求めるには、粒子の主軸角を求める必要があります。 粒子の重心を原点として粒子を回転させ断面相乗モーメントが0となるときの角度を主軸角としています。

粒子

平均輝度
主軸角

高さ
アスペクト比
アスペクト領域座標
重心
ラベル番号
フェレ座標

フェレ水平長
フェレ垂直長
フェレ中心座標
面積
周囲長
複雑度
占有率1
占有率2
粒子中心水平距離
粒子中心垂直距離
外接粒子間水平距離
外接粒子間垂直距離
最短粒子間距離
: 粒子内輝度合計/面積
: 粒子の長手方向と水平x軸との角度
: 粒子に外接する主軸に平行な四角形の長辺の長さ
: 粒子に外接する主軸に平行な四角形の短辺の長さ
: 主軸に平行な四角形の幅/主軸に平行な四角形の高さ
: (x1,y1) (x2,y2) (x3,y3) (x4,y4)
: 左右、上下の面積が等しくなる点(gx,gy)
: 粒子の番号
: x軸、y軸に平行な粒子に外接する四角形の座標
(xmin,ymin) (xmax,ymax)
: フェレ座標の四角形の水平方向の長さ
: フェレ座標の四角形の垂直方向の長さ
: フェレ座標の四角形の中心座標
: 粒子のドット数
: 粒子の周囲のドット数
: 周囲長/(4π面積)
: 面積/(フェレ水平長*フェレ垂直長)
: 面積/(主軸に平行な四角形の幅*高さ)
: 水平方向の粒子中心座標間の距離
: 垂直方向の粒子中心座標間の距離
: 粒子に外接するフェレ四角形間の水平間距離
: 粒子に外接するフェレ四角形間の垂直間距離
: 粒子間の最短距離
粒子特徴量
粒子間距離
下記に粒子解析例を表示します。
WORDプログラムにて楕円を作成、0度、30度、60度、90度、120度、150度と30度ずつ
粒子を傾け、ぺイントプログラムにてJPGで保存、粒子解析を行いました。




解析結果です。




右、生画像の穴の大きさ、面積を求めてみます。
画像の横幅は640ドット、実寸は18mmなので、
1ドットの大きさは0.028mmとなります。
  18mm /640=0.028125
下図の粒子解析の結果から
穴の横幅

穴の縦幅

面積
:X_max座標-X_min座標=409-286=123
123ドット×0.028mm= 3.46mm
:Y_max座標-Y_min座標=307-189=118
118ドット×0.028mm=3.32mm
:11425ドット 
(X_min座標、Y_min座標)、(X_max座標、Y_max座標)は穴を
外接四角形で囲んだ左上座標と、右下座標になります。
換算すると
   面積9.033mm
カメラから取り込んだ生画像
カメラから取り込んだ生画像(mm)





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